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草壁シトヒ
ブロガー
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ジブリ映画の興行収入ランキングTOP10!国内と世界での評価の違いを徹底比較

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スタジオジブリの作品は、なぜこれほどまでに私たちの心を掴んで離さないのでしょうか。鮮やかな映像美、心に残る音楽、そして普遍的なテーマを持つ物語は、子どもから大人まで、世代や国境を超えて愛され続けています。私がジブリ映画に初めて触れた時の感動は、今でも鮮明に覚えています。

本記事では、そんなスタジオジブリ作品の興行収入に焦点を当て、国内と世界それぞれのランキングTOP10を紹介します。このランキングからは、日本と海外での評価の違いや、最新作『君たちはどう生きるか』の驚異的な成功の理由が見えてきます。ジブリ映画の新たな魅力を発見する旅へ、一緒に出かけましょう。

タップできる目次

ジブリ映画 国内興行収入ランキングTOP10

日本国内におけるジブリ映画の人気は、まさに不動のものです。新作が公開されれば社会現象となり、テレビで放映されれば高視聴率を記録します。ここでは、日本の映画史に燦然と輝くジブリ作品の国内興行収入ランキングを見ていきましょう。

日本映画史に名を刻む不朽の名作たち

国内ランキングの頂点に立つのは、やはりあの作品です。『千と千尋の神隠し』は、長年にわたり日本の歴代興行収入1位の座を守り続けた、まさに伝説的な映画です。その芸術性と大衆性の両立は、ジブリ作品の真骨頂と言えるでしょう。

それに続く『もののけ姫』や『ハウルの動く城』も、公開当時に社会現象を巻き起こした大ヒット作です。私が特に印象深いのは『もののけ姫』で、その壮大な物語と自然への深いメッセージは、アニメーションの表現領域を大きく広げました。以下の表は、国内での興行収入トップ10です。

順位作品名国内興行収入(億円)公開年
1千と千尋の神隠し316.82001
2もののけ姫201.81997
3ハウルの動く城196.02004
4崖の上のポニョ155.02008
5風立ちぬ120.22013
6君たちはどう生きるか94.02023
7ゲド戦記76.52006
8猫の恩返し/ギブリーズ episodeII64.62002
9借りぐらしのアリエッティ92.52010
10思い出のマーニー35.32014

このランキングを見ると、宮崎駿監督作品の圧倒的な強さが際立ちます。しかし、他の監督作品も上位にランクインしており、スタジオジブリ全体として高いブランド力を維持していることが分かります。

再上映でも人気は健在|時代を超えるジブリの魅力

ジブリ作品の凄さは、新作だけでなく、過去の作品も観客を惹きつけ続ける点にあります。2020年には「一生に一度は、映画館でジブリを」という企画で、『千と千尋の神隠し』や『もののけ姫』など4作品が再上映されました。

この再上映は大成功を収め、『千と千尋の神隠し』はなんと8.8億円もの興行収入を上乗せしました。これは、作品が持つ普遍的な魅力が、時代を超えて新しいファンを獲得し続けている証拠です。私自身も、映画館の大きなスクリーンで観るジブリ作品の迫力と感動を再認識しました。

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ジブリ映画 世界興行収入ランキングTOP10

スタジオジブリの魔法は、海を越えて世界中の人々を魅了しています。特に近年、その国際的な評価と人気は飛躍的に高まっています。ここでは、世界市場におけるジブリ作品の興行収入ランキングを紹介し、その成功の秘密に迫ります。

世界が認めたジブリブランド

世界興行収入ランキングでは、国内とは少し違った顔ぶれが見えてきます。トップに立つのは『千と千尋の神隠し』ですが、注目すべきは2位にランクインした最新作『君たちはどう生きるか』の躍進です。

この作品は、海外市場のみの興行収入で日本映画の歴代記録を塗り替えるという快挙を成し遂げました。ジブリというブランドが、今や世界標準であることを証明した結果と言えるでしょう。以下の表で、世界でのトップ10を確認します。

順位作品名全世界興行収入(米ドル)公開年
1千と千尋の神隠し3億9,558万2001
2君たちはどう生きるか2億9,420万2023
3ハウルの動く城2億3,753万2004
4崖の上のポニョ2億482万2008
5もののけ姫1億7,000万1997
6借りぐらしのアリエッティ1億4,969万2010
7風立ちぬ1億3,686万2013
8猫の恩返し6,513万2002
9思い出のマーニー3,851万2014
10コクリコ坂から6,148万2011

なぜ海外で評価されるのか?|国内との評価の違い

国内と世界のランキングを比較すると、興味深い点が見えてきます。『千と千尋の神隠し』は国内の圧倒的なヒットが世界1位の座に繋がりました。一方で、『君たちはどう生きるか』は海外市場での驚異的な成功がランキングを押し上げています。

この背景には、いくつかの要因があります。長年かけて築き上げられた「スタジオジブリ」というブランドへの信頼。Netflixなど配信プラットフォームによる過去作品の普及。そして、アカデミー賞などの国際的な映画賞の受賞が、作品の質を保証し、新たな観客層を呼び込む大きな力となりました。特に作家性の高い物語が、海外の批評家や観客に深く刺さった結果と言えます。

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最新作『君たちはどう生きるか』の異例のヒットを分析

2023年に公開された『君たちはどう生きるか』は、興行的な成功はもちろん、その手法においても映画業界に大きな衝撃を与えました。ここでは、この作品が国内外でどのように受け入れられ、なぜこれほどの成功を収めたのかを深掘りします。

国内での評価|賛否両論を呼んだ宣伝戦略

日本国内での『君たちはどう生きるか』のマーケティングは、極めて異例でした。予告編やテレビCMを一切行わず、公開前に明かされた情報はポスター1枚のみ。この「宣伝しない宣伝」は、大きな話題と期待感を生み出しました。

結果として、国内興行収入は94億円という大ヒットを記録し、商業的には見事に成功しました。しかし、物語の難解さから賛否両論が巻き起こったことも事実です。私が感じたのは、この作品が観客一人ひとりに「どう生きるか」を問いかける、非常に哲学的でパーソナルな体験を提供する映画だということです。

海外での評価|アカデミー賞受賞が追い風に

国内での静かなスタートとは対照的に、海外では『君たちはどう生きるか』は絶賛の嵐を巻き起こしました。ゴールデングローブ賞、そして米国アカデミー賞長編アニメ映画賞の受賞という快挙が、その人気を決定づけました。

特に北米市場では、オリジナルアニメ映画として初の週末興行収入1位を獲得。中国では、わずか5日間で日本での9ヶ月分の興行収入を超えるなど、驚異的な記録を次々と樹立しました。権威ある賞の受賞が強力なプロモーションとなり、ジブリファン以外の層にも作品の魅力を届けたことが、この歴史的な大ヒットに繋がったのです。

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まとめ

ジブリ映画の興行収入ランキングを国内外で比較することで、その普遍的な魅力と、時代と共に変化する評価の形が見えてきました。国内では、『千と千尋の神隠し』を筆頭とする名作群が盤石の人気を誇り、世代を超えて愛され続けています。

一方で世界市場では、最新作『君たちはどう生きるか』がアカデミー賞受賞を追い風に、これまでの記録を塗り替える大成功を収めました。これは、スタジオジブリというブランドが、もはや日本だけのものではなく、世界中の観客に質の高い物語を届ける存在として確固たる地位を築いたことを示しています。これからもジブリ作品は、私たちに夢と感動を与え、そして生きる力を与えてくれることでしょう。

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