映画『耳をすませば』は、1995年にスタジオジブリから公開された名作で、東京都多摩市の「聖蹟桜ヶ丘」を舞台に描かれています。
この地は、映画ファンにとって特別な巡礼スポットとして知られ、映画のシーンを追体験できるスポットが点在しています。
今回は、金比羅神社からいろは坂まで、映画の名シーンを巡りながら聖蹟桜ヶ丘の魅力を紹介します。
『耳をすませば』の舞台「聖蹟桜ヶ丘」とは
聖蹟桜ヶ丘は、東京都多摩市に位置し、映画『耳をすませば』のモデルとなった地域です。映画内では「杉の宮駅」として描かれた聖蹟桜ヶ丘駅を中心に、物語の重要なシーンが展開されました。
駅では、列車接近メロディーとして主題歌『カントリー・ロード』が流れ、訪れたファンを歓迎してくれます。また、駅前には「青春のポスト」と呼ばれるモニュメントもあり、映画の雰囲気を楽しめます。
金比羅神社: 告白の舞台
金比羅神社とは
金比羅神社は、雫の友人・杉村が告白するシーンで知られる神社です。映画の中でも印象的な場面であり、ファンにとって特別なスポットです。
アクセス方法
聖蹟桜ヶ丘駅から徒歩15分ほどの距離にあり、映画の中と同じような坂道を登っていく形になります。道中も自然に囲まれており、散策を楽しめます。
見どころ
- 鳥居と石段: 映画の雰囲気を再現したような石段が特徴的です。
- 周囲の静けさ: 静寂な環境が映画のシーンを思い出させます。
いろは坂: 雫が駆け降りた坂道
いろは坂とは
いろは坂は、雫が猫のムーンを追いかけるシーンや駆け降りるシーンで登場する坂道です。緑豊かな景観と美しい街並みが魅力的で、聖蹟桜ヶ丘を代表する観光スポットでもあります。
見どころ
- 坂道からの眺望: 上から見下ろす景色がとても美しく、映画のワンシーンを再現できます。
- 四季折々の風景: 春は桜、秋は紅葉など、訪れる時期によって違った魅力を楽しめます。
注意点
坂道が急なので、歩きやすい靴で訪れるのがおすすめです。お子さん連れの場合はバスを利用して坂を下ると安全です。
桜ヶ丘ロータリー: 「地球屋」のモデル地
桜ヶ丘ロータリーとは
桜ヶ丘ロータリーは、映画内で雫が猫を追いかけてたどり着いたアンティークショップ「地球屋」のモデルとなった場所です。実際に地球屋そのものは存在しませんが、周囲の雰囲気が映画を彷彿とさせます。
モデル地の歴史
この場所は昔から地域住民に親しまれてきたロータリーであり、現在も多くの観光客が訪れる人気スポットです。
聖地巡礼の楽しみ方
訪問時の注意点
聖蹟桜ヶ丘周辺は住宅地です。訪れる際は周囲の住民に配慮し、騒音やゴミの放置を避けましょう。
おすすめの巡礼ルート
- 聖蹟桜ヶ丘駅からスタートし、まずは「青春のポスト」で写真を撮影。
- いろは坂を歩いて、映画の雰囲気を楽しみながら坂を下る。
- 金比羅神社に立ち寄り、映画の名シーンを追体験。
- 桜ヶ丘ロータリーで地球屋の雰囲気を感じてゴール。
まとめ
聖蹟桜ヶ丘は『耳をすませば』の舞台をそのまま感じられる特別な場所です。金比羅神社やいろは坂、桜ヶ丘ロータリーなど、映画のシーンを思い浮かべながら歩けば、物語の主人公になった気分を味わえます。
ぜひ晴れた日に足を運び、映画の世界に浸りながら心安らぐ時間を楽しんでください。